いつも他人と比べてしまう

 あなたは、ことあるごとに自分と他人を比べて、自分はあの人よりもここが勝っているけれどあそこが劣っている、あの人にはここは負けないけれど…と、一喜一憂してしまうことにうんざりしているんですね。

 自分と他人を比較することはいけないことではありません。比較することは、人間が種として進化するにあたり必要なことだったのでしょう。しかし、あなたは今進化の最前線にいて、種としての人間のことよりも自分のことを考えています。だから、比較するという人間として大切な行動を煩わしく思ってしまうのでしょう。

 種としての人間の機能に嫌気を覚えるなら、他人と比較する機能が働いたときはその働きに意識を向けすぎず、自分の頭が働いてくれていることに感謝して、頭の働きに対する感情を置くスペースを心に作ってあげてはいかがでしょうか。

 あなたの体はあなた個人のものであり、他人のものとは違います。なぜなら、同じ進化の最前線にいても、たどってきた個の系譜が異なるからです。他人と違うのは、あなたが今生きていることの証拠なのです。

 他人や社会が作った押し付けの定規を自分に当てるのではなく、自分の自由なものさしで自分と他人を見られるあなたになれるといいですね。

© 2017 taido takamine