受け答えをする前に

~言葉の使い方~

​2.上手に言葉を使う

 上手に、というのは、正しく、ということですが、それだと正しい言葉を使うということと混乱してしまう恐れがありますので、ここでは上手に、としてあります。

 上手に使うということがどういうことかというと、目的にかなう正しい言葉を、より相手に届きやすいように使う、ということです。せっかく相手のために言葉を選んでも、届け方によっては相手に届かずに終わってしまうこともあります。

届け方として考えなければならないのは、TPOと手段です。いつ伝えるか、どこで伝えるか、どのように伝えるか、相手の立場に立ち、相手のことを思い、届け方を考えなければなりません。かといって、言葉は生ものですから、タイミングを逃してしまうと永遠に届ける機会を失ってしまうこともあります。

適切な時に適切な方法で適切な言葉を届ける。難しいことですが、言葉を扱ううえでは非常に大切なことですので、意識するようにしましょう。

現実的には、不適切な時、不適切な方法、不適切な言葉でないかどうかを考えて、そうでなければ上手に言葉を使えていると判断して差し支えありません。しかし、自分の判断と相手の評価がいつでも一致するわけではないことも覚えておくといいでしょう。時には、自身の言葉が与えた印象について、相手に尋ねるという態度も必要かもしれません。

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