受け答えをする前に

~傾聴について~

​相手の人生を明るくする

 傾聴によって人生が明るくなるとはどういうことでしょうか。

 まず知っておいていただきたいのは、傾聴は、それをしてもらう人の人生だけでなく、傾聴をした人の人生も明るくすることができるWin-Winの行為であるということです。

 ここではまず、傾聴をしてもらう側についてお伝えします。

 傾聴をしてもらうと、自分がここにいていいんだという確信を持てるようになります。現代はさまざまな理由で、自分がここにいていいという自信を持ちにくい世の中になっています。これは個人の問題ではなく社会の問題であり、そのような社会になっていることが傾聴が今までの時代より多くの人に必要とされる理由の一つです。愛情の対義語は無関心というマザーテレサの言葉がありますが、傾聴は無関心から遠い位置にある行為です。

 自分がここにいていいという確信を持てると、内省が進みます。自分の言動を振り返り、客観視することで感情をコントロールし、これからの行動に活かすことができるようになります。それにより、自身のこれから進むべき道を自分で決めることができ、人生を自分のものとして生きられる実感を得ることができるようになります。

 次の項では、傾聴をする側の人生を明るくするということについてお伝えします。

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