生きるということ(3)

私たちは、どうして人間として生まれてきたのでしょうか。

なお、あらかじめお断りしておきますが、

ここでは生物としてのヒトと、私たち人間のことを

まとめて「人間」と表現しますが、大きな区別はありません。

 

私たちが人間として生まれてきたのは、

人間として生きたいとたましいが願ったからです。

人間として生きて、その限られた生命の時間の中で

何かを成し遂げたいと願ったからです。

 

人間は、この世に生を享けると、

その前に願っていたことを忘れてしまいます。

正確に言うと、この体をもったがゆえに、

体に縛られて願いを思い出せなくなってしまいます。

ですが私たちは、生まれてくる世界、時代、

そしてどんな生き物として生まれてくるかを、

自分で願い、自分で決めて、この世に生まれてきたのです。

この地球がある世界に、この時代に、人間として、

何かをしたいと思って生まれてくることを決めたのです。

 

それは、生物としての進化とは関係ありません。

たましいは、本来の意味で自由ですから、

この世界ではない世界に生まれてくることもできました。

しかし、私たちは自分で選んでこの世界に生まれてきたのです。

自分で選んで、人間として生まれてきたのです。

 

この時代に、人間として生まれてきたことは、偶然ではありません。

無限ともいえる選択肢の中から、私たちは自分で選んで、

今の私たちとして生まれてきたのです。

 

では、私たちは何を願って、

何を成し遂げたくてこの世界に生まれてきたのでしょうか。

次の項ではそのことについてお伝えします。

人間として生まれてきた理由

© 2017 taido takamine