(10)あいさつをしない
大堂庵は、あなたがご自身のたましいを磨くお手伝いをさせていただきます。
世界から与えられる役には、いろいろなものがあります。
何かをする・しないというのも役の一つです。
例えば、挨拶をするとかしないとかいうことです。
挨拶をするという役を世界から与えられる人もいれば、
挨拶をしないという役を世界から与えられる人もいます。
挨拶をしない人は、挨拶をするという役を
きちんと受け入れられていないのではなく、
挨拶をしないという役を引き受けているのです。
私たち人間は、どうしても人間の価値観で物事を見てしまいます。
その見方をすると、
挨拶をする人は善、挨拶をしない人は悪、というふうに考えてしまいます。
でも、どちらも世界から与えられる役なのですから、
どちらがいいとかどちらがよくないとか、
そんなことを考える必要はないのです。
ただ、自分にどのような役が与えられているかということは
きちんと把握しておく必要があります。
それさえできていれば、与えられた役を
どのように引き受けたとしても、それはあなたの自由なのです。
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