世界から与えられる役(7)
大堂庵は、あなたがご自身のたましいを磨くお手伝いをさせていただきます。
世界から与えられる役には、いろいろなものがあります。
誰かのことを心配する、というのも役の一つです。
誰かのことが心配になるように、世界から役を与えられているのです。
一方、誰かに心配される、というのも一つの役です。
心配したい人だけではバランスが取れませんから、
世界は心配される側もきちんと用意しています。
例えば、ボランティアについて考えてみます。
ボランティアは、したい人だけでは成立しません。
ボランティアを迎えたいという人がいて、はじめて成立するのです。
そこに、上下関係がないというのは明らかなことといえます。
災害等で大変な目に合って、ボランティアを迎えるという役を与えられるのは
嬉しいことではないと思います。
それでも、その役を受け入れようと決めて、役を全うするのは尊いことです。
ボランティアをする側も受け入れる側も、どちらも尊いということがわかると思います。
心配をする側が上で、される側が下ということはないということがお分かりだと思います。
役には上下はありません。
どの役も世界にとって必要なのですから、
私たちにできることは、与えられた役を引き受けて、その役を全うすることだけなのです。
世界から与えられる役には、他にもいろいろなものがあります。
他にどんなものがあるかについて、次のページでお伝えします。
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