(9)家事が苦手
大堂庵は、あなたがご自身のたましいを磨くお手伝いをさせていただきます。
世界から与えられる役には、いろいろなものがあります。
得意・不得意というのも役の一つです。
例えば、家事が苦手という人は多いかもしれません。
最近、家事で手抜きをするための本というのがたくさん出版されているそうです。
家事にしてもなんにしても、すべての人が得意だとバランスが取れませんので、
世界はバランスをとるために家事が苦手な人という役も一定の割合で存在させます。
ですから、家事が苦手なことを恥ずかしく思ったり、卑下する必要はありません。
どの役も、必要があって存在するのですから、
自分に与えられた役がどんなものであろうと、他の人との間で優劣はないのです。
大切なことは、自分が家事が苦手という役を与えられていることを知ること、
そして、知ったうえで意志をもってどのように行動するか、ということです。
開き直って家事をしない、というのも一つの選択ですし、
上述したような本を読んで手抜きしながら家事をする、というのも一つの選択です。
自分がどのような役を与えられているかをきちんと見極め、
そのうえでどのように役を演じるか。
その選択は全く自由です。
自分にとって心地よい。
そんな選択をしながら生きてみるのもいいのではないでしょうか。
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